川 島 昭 恵 さ ん
 川島昭恵 語りCD 新美南吉&宮沢賢治
 2018年7月20日に川島さんの語りCDが発売されます。



 発行 東京ヘレン・ケラー協会
 定価 2,600円(税別)
 お問い合わせは東京ヘレン・ケラー協会まで
 語りへの思いがめばえたのは、中学2年の秋、学校の文化祭で声優北川智繪さんの語りを聞いたときでした。
 言葉をとおして鮮やかなイメージが広がっていく。まるで絵を見ているような夢見る気分でした。
「語りとは、語り手が心の中に絵をかく作業ににている」
 のちに、北川さんの書かれた本の中にこのフレーズを見つけた時、ハッとし、やっぱりと思いました。
 私は、失明以来長いこと、大好きな絵をかくことを忘れていました。今、スタイルこそちがえ、全く同じことをことばを用いてやっています。自分の心にえがきだしたイメージを、語りを聞いて下さる方の心へと投影して行くのです。
 誰の心にも鈴がある。いのちをふきこまれたことばは、その鈴を振るわせるのでしょう。
 ホッと安らぎを感じるとき、思わずふきだすとき、涙がこみあげてくるとき、やさしい気持ちになれるとき、そこには、きっとことばの力が働いているのだと思います。
 語りを聞いて下さる方々の、胸のうちにある「夢の鈴」を私は振るわせたい。そして、心の出会いの輪を広げていきたいと思っています。 
川島昭恵
 収録内容
新美南吉 手袋を買いに ある雪の日、子狐は人間の町に手袋を買いに出かけていきます。そこで出会ったものは… 。
新美南吉 夜新しい下駄をおろすと狐につかれる。それを聞いた少年は、寝床でお母さんにたずねます。
宮澤賢治 けんじゅうこうえんりん
虔十公園林
まわりからばかにされていた少年が植えた杉林。20年後、杉林はどうなったでしょうか。

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