東京・荻窪の
スタジオY美容室
でございます
勝南井 隆
さん
勝南井 隆
(しょうなみたかし)
さんの新刊「飛火野日記」が
文芸社
から出版されました。
富、名誉、家柄・・・
全てをもつ男
御園生公親
彼が選んだ道は
「修道士」
になることであった
彼が全てを捨ててまで求めたものとは・・・
古都・大和に根づく伝統と四季折々の姿
そこに静かに流れた
「愛」の結末
を
流麗な筆致で描ききった力作
やはりひとというものは、世間並に私の場合美学の研究に精進し、妻を愛し子供ができて、私には馴染みのなかった一家団欒を味ふべきであったのではないか。
私は仙台の修道会に行ったことが転機となって、トラピスト入りを決心したのは、軽卒な選択ではなかったろうか。いや、決してそんなことはない。私は確かにどうしてよいのかわからず暫くは放心したように総てが嫌になった。心に去来する様々な思いに苛まれながらも、何かぐいぐいと、霊的な大きな力に引き寄せられて行く別の強い力を感じた。 (本文より)
四六判・上製・284頁 定価 1,700円(税別)
文芸社さんのパンフレットは
こちら
です。
既刊の「嵯峨日記」も、是非ご一読下さい。
独特の文化の薫りが心地よい京都・嵯峨野を舞台にした、リアリティあふれる恋愛小説。
お茶や京友禅など古都情緒に溢れるシーンも盛りだくさんなので、旅好きなあなたは美しいシーン描写の隅々まで味わおう!
定価 1,000円(税別)
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2004.01.25